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2008年04月07日

シマフジバカマ

シマフジバカマ

シマフジバカマ

秋の七草のひとつ・フジバカマに代表されるヒヨドリバナ属の植物は,いずれもモジャモジャした感じの薄紫の花が特徴だ。高原の夏を彩るヨツバヒヨドリの印象が強いため,どちらかといえば北方系の植物と思われがちだが,実際は琉球にも何種類かが分布する。中でも,ここで取り上げたシマフジバカマは沖縄・八重山の固有種なので,正真正銘の南方系の種といえるだろう。

八重山で見られるもうひとつのヒヨドリバナ属植物・ タイワンヒヨドリとは,葉の裏に腺点がある点・葉身が裂けない点・植物体に毛がほとんど生えていない点で識別できる。写真の個体は,海に面した岩場にカモノハシの仲間やテッポウユリなどとともに群生していた。

【生育地】海岸近くの石灰岩地 【生活史】多年草 【分布】沖永良部,与論,沖縄,宮古,石垣,西表島 【花期】1~7月



Posted by 沖永良部島ウミガメネットワーク at 12:54│Comments(0)
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